大阪市民国旗掲揚柱
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大阪市民国旗掲揚柱
竣工年:昭和4年(1929)
設計:不詳
大阪市民国旗掲揚柱は在郷軍人会大阪連合海軍部が廃船となった通報艦「最上」のマストとブリッジを海軍の宣伝のために中之島公園東端に設置したもの。通報艦とは無線技術が発達していなかった20世紀初頭まで、艦隊間や艦隊ー軍港間の情報伝達に使用された高速小型軍艦である。
設置後大阪市に寄贈され、戦時中はマストへの日の丸掲揚を市民に強制していた。
戦後は隣に公衆便所が建てられ、周囲に路上生活者が寝泊りするといった状態で放置されている。
しかし中之島公園の改修計画を策定している大阪市が景観上の理由から現在撤去を検討しているという。確かに醜悪なモニュメントではあるが、歴史的な価値は高くとんでもない話だ。
中之島の景観破壊と言う意味では国旗掲揚柱西方の大阪市庁舎のほうがはるかに巨大で醜く、歴史的価値も皆無であるから撤去すればよい。跡地にルネサンス様式の旧市庁舎を復元すれば美しい中之島の景観がよみがえるだろう。

