関西ペイント本社(取り壊し)
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関西ペイント本社(取り壊し)
竣工年: 昭和25年(1950)
設計:東畑謙三
日本最大の塗料メーカ、関西ペイントの本社ビル。
設計者の東畑謙三は3大現代建築家の一人、ル・コルビジェを日本で最初に紹介した人物。戦後は一転して機能的なビルを設計し、彼の事務所は死後の現在も組織系設計事務所として存続している。
このビルは戦後建築である。しかし乳白色と金色の暖かい質感のタイルや、ユニークな形状の電灯等からは、近代建築の雰囲気が感じられる。
恐らく竣工時の1950年には戦後復興が始まったばかりで、旧体制崩壊後の社会が求める建築の方向がまだ不透明だったのだろう。その後のオフィスビル建築が進んだ道は、この関西ペイントビルとは全然違うものだった。


