島之内のお茶屋 (現 北極星心斎橋本店)
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島之内のお茶屋 (現北極星心斎橋本店)
竣工年:昭和25年(1950)
設計施工:平田雅哉
島之内に残るお茶屋建築の遺構。現在はオムライス屋さんになっている。
島之内地区は近世には船場に次ぐ格式を誇る商業地で、住友などの豪商が本家を構えていた。
一方道頓堀の芝居小屋に近いこともあり、花街としても有名であった。当時のお茶屋は単に宴席の提供にとどまらず、地唄舞に代表される伝統芸能の担い手でもあった。また芸者の着る着物がファッションの流行を左右していた。さらにお茶屋で出される洗練された会席料理が食い倒れの街、大阪の名声を支えていた。花街とそれを構成するお茶屋などの接待施設は大阪における一大文化センターであった。
昭和初期には島之内地区(南地)だけで2000人以上もの芸者がいた。しかし戦災や富裕層の郊外移転、娯楽の多様化などにより南地にはたった一軒しかお茶屋は残っていない。


