大和屋(北垣)清兵衛家 (現 北垣薬品)
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竣工年:
<主屋>宝暦13年(1763)
<土蔵>文政11年(1828)
設計施工:不詳
大阪都心、船場の町家というと国重文指定の適塾(1792年頃)、小西儀助商店(1903)が有名だが、現存最古の町家はこの旧大和屋(北垣)清兵衛家である。
主屋は聞き取り調査で1763年築、かつてはニコイチ(二軒長屋)であった。後方の土蔵は棟札から1828年竣工であることが明らかになっている。
大和屋(北垣)清兵衛家こと北垣薬品は主屋竣工年と同じ1763年創業。同業者たりし田辺屋五兵衛家(1678年創業)、伏見屋(小野)市兵衛家(1717年創業)、近江屋(武田)長兵衛家(1781年創業)といった船場・道修町の老舗薬種問屋が明治以降、製造、流通を包括する近代工業資本家として膨張していく中、この北垣薬品は近世以来の問屋業態を維持している。
本社屋も外観は大正9年頃(1920)軒切り時に改造されているが、手を入れる際には内部の旧状をできるだけ残すよう努めているとの事。 業務拡大にも横のビルに機能を移して旧い建物を維持されているというから頭が下がる。



